2022-01-01から1年間の記事一覧

悲しむ人々は、幸いである

「悲しむ人々は、幸いである」 マタイによる福音書の第五章四節の「悲しむ人々は、幸いである/その人たちは慰められる。」という言葉は、私にとって以前から疑問が生じる文章だった。当たり前のことではないか?という思いとともに、あとで慰められるぐらい…

ヨハネの手紙1の4章17節の翻訳について

「ヨハネの手紙1の4章17節の翻訳について」 今朝ギリシャ語で新約聖書のヨハネの手紙Ⅰを読んでいて、はじめてわかった気がしたことがあった。 4章17節の「確信」と訳されている言葉が、原語では” παρρησίαν”(パッレーシアン)という言葉で、「大胆さ、…

Tさんのお別れの会

今日は、T・Mさんのお別れの会があったので、母と参列してきた。3月9日の夜に眠っている間に天に召されたそうで、93歳だった。本当に柔和な品の良いかわいらしいおばあさんで、うまく表現できないが、私はTさんが大好きだった。Tさんの御主人の父にあたる方…

雅歌 資料(2)

『雅歌② 百合の花とりんごの木』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、百合の花、りんごの木 Ⅲ、愛の働きかけと愛による合一 Ⅳ、おわりに Ⅰ、はじめに 雅歌の背景・解釈について (左:クリムト「りんごの木」 中央:ミュシャ「フラワー」 右:木槿(ムクゲ)の花(英語ではムク…

雅歌 資料(1)

『雅歌① 神と人との愛』 Ⅰ、はじめに 雅歌の背景・解釈について Ⅱ、愛の願い Ⅲ、愛は美を褒める Ⅳ、おわりに Ⅰ、はじめに 雅歌の背景・解釈について (雅歌についての絵画。左:モロー 中央:アルバート・ムーア 右:エゴン・チューリッヒ) ・雅歌とは:旧…

Oさんのこと

今日、Oさんの告別式があったので、参列してきた。85歳だったとのこと。 OさんはQ大法学部在学中に矢内原忠雄の講演を聞いて無教会主義のキリスト教の信仰を得たそうで、卒業後はわりと有名なある自動車会社に定年までお勤めされていたそうで、以前わりと偉…