2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

石坂和という人のこと

どのような人かは全然知らなくて、そしてその人生を詳しく調べる術も今となってはないのかもしれないけれど、ある短い文章を通じて、とてもその人から深い感動を与えられることが、しばしば人生にはあると思う。 「石坂和」という人について、最近、そんなこ…

終わりの日に純真であること

昨夜、塚本虎二訳の新約聖書を読んでいたら、こんな箇所があった。「そしてわたしが祈っているのは、あなた達の愛がますます御心の(実践のための)知識とあらゆる道徳的知覚とにおいて成長し、あなた達が本質的なものの判別ができるようになり、こうしてイ…

ゼカリヤ書 資料(10)

『ゼカリヤ書(10) 神の祝福と平和の種』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、神の一方的救済の宣言 Ⅲ、祝福と信仰 Ⅳ、福音と異邦人の救い Ⅴ、平和の種について Ⅵ、おわりに Ⅰ、はじめに ・前回までのまとめ: ゼカリヤ書=捕囚帰還後の時代(紀元前520年頃)のゼカリヤの預…

エルカナの話

聖書というのは不思議な本で、以前読んだ時はまったく印象に残らなかった箇所が、ある時にはとても心に響く場合がある。 サムエル記上の一章の、エルカナとハンナの会話は私にとってそうだった。 なかなか子供が生まれず悲しみ嘆くハンナに対し、夫のエルカ…