2016-01-01から1年間の記事一覧

ミカについて その勇気に関して

旧約聖書の十二小預言書の中のひとつ、ミカ書に記されているミカについては、ほとんど何もわからない。 ミカ書とその中から一部引用しているエレミヤ書以外に何も伝えられていない。 ミカ書においても、モレシェトという田舎の出身だったことと、父親の名前…

永遠のメシアについて ミカ書を通じて

ミカ書の中に、「ベツレヘム預言」という有名な箇所がある。 メシアがベツレヘムに生れると預言した箇所である。 ミカの時代の七百年のちに、イエス・キリストがベツレヘムに生まれたことにより、この預言が成就したと福音書が伝えるので、とても有名な箇所…

ミカ書における平和主義について

旧約聖書のミカ書の中に、戦争放棄と平和を説いている箇所がある。 「彼、多くの民の間を裁き、 強き国を戒め、 遠きところにまでもしかしたもうべし。 彼らはその剣を鋤に打ちかえ、 その鎗を鎌に打ちかえん。 国と国とは剣を挙げて相攻めず、 また重ねて戦…

信仰と行為について ミカ書を通じて

旧約聖書の中のミカ書の中に、こんな一節がある。 「ヤハウェの怒りをわたしは負う。 彼に罪を犯したから。 彼がわが訴えを裁き わが義をつくり わたしを光のもとに引き出し 彼の義をわたしが見るまで。」 (ミカ書 第七章 九節 関根正雄訳) ヘブライ語にお…

「残りの者」について

聖書には「残りの者」という表現がしばしば出てくる。 世の中が堕落し、神に背いた人ばかり多くなっても、その中で、神への信仰を持ち、義しく生きようとする少数の人々を指す言葉である。 旧約聖書のミカ書には、以下の言葉がある。 「ヤコブの残りの者は …

ミカ書を読む 資料

『「ミカ書」を読む ―勇気と希望』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、第一部 「審判と解放」 Ⅲ、第二部 「偽りの指導者たちへの告発、メシアの約束」 Ⅳ、第三部 「暗闇の中の希望の光」 Ⅴ、おわりに Ⅰ、はじめに ミカ書:十二小預言書のひとつ。ベツレヘム預言で有名。南ユダ…

アモス書を読む 資料

『「アモス書」を読む ―正義の声を聞く』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、第一部 諸国民に対する預言=世界史の神 (1~2章) Ⅲ、第二部 社会的正義を求める神、宇宙創造の神 (3~6章) Ⅳ、第三部 五つの幻、審判の預言とアマツヤとの対決、後の日の回復 (7~9章) Ⅴ、お…

ホセア書を読む 資料

『「ホセア書」を読む ―神と人との関係』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、第一部 ホセアの結婚とその象徴的意味(1-3章) Ⅲ、第二部 イスラエルの罪と罰(4-14章1節) Ⅳ、第三部 回復と救済(14章2-10節) Ⅴ、おわりに Ⅰ、はじめに ホセア書:十二小預言書のひとつ。記述…

ヨナ書を読む 資料

『「ヨナ書」を読む』 資料 Ⅰ、ヨナ書の背景 ヨナ書:十二小預言書のひとつ。特徴は物語であること。知恵文学にも分類される。 ・ヨナとは誰か?:「アミタイの子ヨナ」 (ヨナについての絵画 左・中央:ドレ 右:ミケランジェロ) →「ガト・ヘフェル出身の…

いのちの根ということについて

自分が何を求めているのか、自分が何を求めていたのか。 人はその時はわからず、随分あとになって、それが何なのか、わかる場合もある。 私の場合、若い時から、なんといえばいいのだろうか、「いのちの根っこ」と言えばいいのだろうか、精神的な意味におけ…

311 忘れない

今日は、311を忘れないための行事がS大のチャペルであり、知人からお知らせをいただいていたので行ってきた。 ソン・ソルナムさんという、韓国時代劇「ホジュン」や「イサン」や「トンイ」などの挿入曲を作曲・演奏した、韓国を代表するフルート演奏家の方…

徳川家広さんの講演

徳川家広さんの講演を聞いた。 徳川さんは、徳川宗家、つまり徳川将軍家の十九代目。 たしかに、恰幅が良くて温厚そうな、徳川家康のイメージによく似ている感じの方だった。 関ヶ原の戦いや幕末に関して、巷間とはかなり違う切り口の面白い御話をいろいろし…

とり・みきさんとヤマザキマリさんの御話

今日は、「心を掘り起こす」というテーマのシンポジウムに行ってきた。 教育心理学や考古学や建築が専門の研究者の方の御話もあってそれらも面白かったのだけど、漫画家のヤマザキマリさんととり・みきさんのトークが本当に面白かった。 ヤマザキマリさんは…

核問題についての講演を聞いて

核問題についての講演会があり、聞いてきた。 基調講演は広島の元市長の平岡敬さんで、パネリストは吉岡斉先生と成田龍一先生だった。 心に残ったのは、「一つ一つのプロセスをきちんと問いただすことの大切さ」ということだった。 原爆も、福島原発事故も、…

「青いひも」

「青いひも」 「主はモーセに言われた。 イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。 代々にわたって、衣服の四隅に房を縫い付け、その房に青いひもを付けさせなさい。それはあなたたちの房となり、あなたたちがそれを見るとき、主のすべての命令を思い起こし…

ブラスバンドの演奏を聞いて

Mさんの息子さんがサックスの演奏をするというので、アクロス福岡で行われた中高生のブラスバンド演奏会を聞きに行った。 Mさんの息子さんはいま中学三年だが、昨年は高校生も合わせた大会で優勝した腕前の持ち主。 この前クリスマスにも聞かせてもらった…

1995年の思い出

阪神大震災から二十一年。 私は遠く離れた福岡に住んでる一高校生に過ぎなかったけれど、とても衝撃的だった。 当時、たまたま生徒会をやってたので、他のメンバーと一緒に、報道を聞いたわりと直後に、校内で募金をすることにした。 生徒や父兄からすぐに多…