雑感・高慢について

聖書には、しばしば人間の「高慢」あるいは「傲慢」について戒めてある。古代ギリシャにおいても、神々の前に一番の罪とされたのは「高慢」(傲慢、ヒュブリス)だったそうである。 そういえば、以前、箱崎にあるモスクでイスラムの神学者の人と話した時も、…

資料:ハバクク書(上) ―  義人は信仰によって生きる

『ハバクク書(上) ― 義人は信仰によって生きる 』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、ハバククの疑問① なぜ神は悪を放置するのか? Ⅲ、神の答え① バビロンを興す Ⅳ、ハバククの疑問② 神はなぜ悪しき者を用いるのか? Ⅴ、神の答え② 約束と信仰 Ⅵ、おわりに Ⅰ、はじめに ・ハバ…

コーリー・テン・ブーム 「わたしの隠れ場」を読んで

今日、コーリー・テン・ブーム『わたしの隠れ場』を読み終わった。 著者はオランダ人の女性で、第二次世界大戦中、ユダヤ人をかくまったため、自分自身も家族も強制収容所に入れられた。 本の前半では、楽しかった日々や、だんだんとナチスの脅威が近づいて…

diary

Yesterday, I sang hymns with my brethren.In all 22 hymns, “Gariraya no Kaze” , “Still still with thee” and so on.My gf played the piano accompaniment.It was nice day. This morning, I had a dream. In the dream, I heard the words: “One lives…

人(イッシュ)について およびマゴネット先生との質疑応答メモ

ユダヤ教のラビのマゴネットさんの講演があったので、聴きに行ってきた。 出エジプト記の二章についての話だった。 「モーセは辺りを見回し、だれもいないのを確かめると、そのエジプト人を打ち殺して死体を砂に埋めた。」(出エジプト 2:12) という箇所は…

ナホム書 資料 (下)

『ナホム書(下) ― 良い知らせ 』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、良い知らせ Ⅲ、ニネベへの攻撃とニネベの滅亡 Ⅳ、アッシリアの滅亡への嘲笑 Ⅴ、おわりに Ⅰ、はじめに ・ナホム書 紀元前663頃-627頃に述べられたと推測される。 ※ 前回(第一章)の内容のまとめ ・神は悩み…

上野英信 『写真万葉録・筑豊』全十巻

上野英信『写真万葉録・筑豊』全十巻を読み終わった。 一ヶ月ほど前、上野英信の友人でもあった犬養先生から勧められて、ちょっとずつ読み始めた。 戦前・戦中・戦後の筑豊の様子などが映っていて、このような本にまとめねばおそらくは多くは忘れられていっ…

丸山豊『月白の道』を読んで

丸山豊の『月白の道』を読み終わった。 本当に貴重な本だった。 詩人の丸山豊が、軍医として従軍したビルマ戦線での思い出を綴った文章である。 丸山豊は、軍医としてビルマ戦線に出征し、「龍兵団」に属し、水上源蔵少将の側近くで過ごしたそうである。 龍…

本田哲郎神父の御話 メモ書き

本田哲郎神父の御話を聞く機会に恵まれた。 私はカトリックではないけれど、本田神父は私がこの世で最も尊敬する方で、二年ぶりにお会いして、その優しさにあらためてとても強い感銘を受けた。 本田神父は、聖書の新共同訳の訳者の一人だった方で、個人で新…

泥憲和さんの訃報

昨日、泥憲和さんの訃報を知った。 5月3日朝のことだったそうである。 泥さんとは、FBとは別のSNSで七、八年前に知り合い、随分親しくさせていただいていた。 直接お会いしたのは、三回で、姫路で二回お会いし、福岡で一回お会いした。 本当に面白い、すば…

ETV・こころの時代 アレクシエービッチの特集「小さき人々の声を求めて」

先日、ETVのこころの時代であっていて録画していた、ロシアの作家のアレクシエービッチの特集の「小さき人々の声を求めて」という番組を見た。 http://www4.nhk.or.jp/kokoro/x/2017-04-09/31/14236/2008273/ アレクシエービッチは、2015年にノーベル…

犬養先生から聞いたこと

今日は、犬養光博牧師が福岡に来てくださり、上野英信についての御話をしてくださった。 犬養先生は、筑豊でおよそ半世紀の間、キリスト教の伝道や子どもの教育などをされ、以前Eテレの「こころの時代」にも特集されたことがある。 (その時の番組は、以下…

浄土真宗とキリスト教の違いについて

浄土真宗とキリスト教の違いについて、Dさんの浄土真宗論に刺激されて、若干考えてみた。 しばしば、浄土真宗とキリスト教はよく似ていると言われる。 何が似ているかというと、本人の行為や功績によって救われるのではなく、絶対者(浄土真宗では阿弥陀如…

『ナホム書(上) ― 神は悩みの日の砦』 資料

『ナホム書(上) ― 神は悩みの日の砦』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、正義の神とその力ある業 1:1~1:8 Ⅲ、ユダとニネベへの言葉 1:9~1:14 Ⅳ、神は悩みの日の砦 1:7 Ⅴ、おわりに Ⅰ、はじめに ナホム書:十二小預言書の一つ。全三章。BC663頃-627の預言と考えられる。ア…

オバデヤ書 資料

「オバデヤ書 ―『エドム』への審判と隣人への倫理」 資料 Ⅰ、はじめに Ⅱ、第一部 「エドムに対する審判とその理由」 1~16節 Ⅲ、第二部 「イスラエルの勝利」 17~21節 Ⅳ、おわりに Ⅰ、はじめに オバデヤ書:十二小預言書のひとつ。成立年代は不明。旧約聖書…

「ナオミの詩について(ルツ記から)」

「ナオミの詩について(ルツ記から)」 「ナオミは言った。「どうか、ナオミ(快い)などと呼ばないで、マラ(苦い)と呼んでください。全能者がわたしをひどい目に遭わせたのです。出て行くときは、満たされていたわたしを/主はうつろにして帰らせたのです…

鎌田柳泓「心学五則」を読んで

先日、鎌田柳泓の「心学五則」を読んだ。 鎌田柳泓は、江戸後期の石門心学の思想家で、ダーウィンの数十年前に進化論を唱えたとも言われる独創的な思想家である。 いろいろたくさん著作を書いているようで、私はまだ心学五則ぐらいしかしっかり読んだことは…

元旦の計

一年の計は元旦にあり、ということで、今年の目標をつくってみた。 ・古くて新しいこと、時間が経っても変わらない真実を大切にして、古典をしっかり読むこと。 ・「今と今から」を大切にすること。 ・なるべく早め早めに準備すること。 ・「人一人ハ大切ナ…

『「ヨエル書」を読む ―神に立ち帰る』資料 

『「ヨエル書」を読む ―神に立ち帰る』資料 Ⅰ、はじめに Ⅱ、第一部 「いなごの襲来」 Ⅲ、第二部 「神への立ち帰り」 Ⅳ、第三部 「回復と救済」 Ⅴ、第四部 「主の日の審判」 Ⅵ、おわりに Ⅰ、はじめに ヨエル書:十二小預言書のひとつ。成立年代は不明。いなご…

「トマス・デビツドソンの訓誡」 

内村鑑三全集を読んでいたら、トマス・デヴィッドソンという人の二十からなる訓戒が翻訳されて載っていた。よく知らない人物だし、日本ではほとんど知られていないみたいだけれど、19世紀後半のアメリカの哲学者・著述家だったらしい。 https://en.wikipedia…

石原兵永 「回心記」

石原兵永『回心記』を昨夜読了。 内村鑑三の弟子の石原兵永の、若い時の回心の体験とその前後を、当時の日記や記憶をもとに書いてある本。非常に貴重な体験を描いた本だと思う。 個人的には、石原自身の回心も興味深いのだけれど、その回心のあとに、内村が…

今日聞いたある御話

今日、H先生が先日、台湾に行ってきた時の御話を聞いた。 林良信さんという方にお会いしてきたそうで、その方のお父さんの林添信さんとお母さんの林千代さんという方が内村鑑三の弟子だったそうである。 林添信さんは、日本統治下の台湾から東京の学校に留学…

川島重成 「イエスの七つの譬え」

とても面白い、良い本だった。 新約聖書の中には、多くのイエス・キリストが説いた、たとえ話が出てくる。 しかし、現在伝わっているイエスのたとえ話は、おそらくマタイやルカによって改変され、特定の文脈や解釈に埋め込まれてしまっている。 著者は、マタ…

中村哲さんの講演を聞いて

今日は、ペシャワール会の中村哲さんの講演を聞いた。 アフガニスタンの近年の厳しい状況についての御話とともに、近年の治水灌漑事業により六十五万人以上の人が生きる希望を得て、全くの荒れ地だった場所が豊かな緑に変わった様子などを、写真とともに御話…

佐々木征夫『うめ子先生 100歳の高校教師』を読んで

佐々木征夫『うめ子先生 100歳の高校教師』読了。 1992年で百歳で昇天されるまで、山形の独立学園で書道の教師をされてた桝本うめ子先生についての本である。 三カ月ほど前、たまたま独立学園のある先生の方から御葉書をいただき、それがこのうめ子先生の…

男性の意識改革の必要性について

今日、ある先生から、面白い話を聞いた。 その先生がある時、コロンビア人と話をしていて、日本では非正規雇用が増えたことによって結婚しない男性が増え、自殺も増えたという話をしたら、コロンビアの人は、コロンビアではそんな男性は一人もいないと笑い出…

ETV「モーガン・フリーマン 時空を超えて・選「死後の世界はあるのか?」」を見て

この前、ETVであっていた、「モーガン・フリーマン 時空を超えて・選「死後の世界はあるのか?」」という番組を録画していたので見た。面白かった。 臨死体験をしたことがある学者さんの意見や、ニューロンとロボットをつなげて人工の魂をつくる実験をしてい…

雑感

真理のうちに歩むこと(ヨハネの手紙Ⅲ)とはどういうことだろうか? ふと考えてみた。 ヨハネの手紙Ⅰによるならば、真理のうちに歩むとは、すなわち、愛のうちに歩むこと、愛をもって生きること、ということなのだろう。 極めてシンプルな、当たり前のことで…

メフィボシェテのこと

今日は、聖書の研究会で、H先生がサムエル記下の9章あたりの、メフィボシェテの話をしてくださった。 メフィボシェテは、ヨナタンの息子で、五歳の時に高い所から落ちて足を悪くして、生涯歩行が不自由だったという。 サウルとヨナタンがペリシテとの戦争で…

なぜ私は無教会主義キリスト教なのか

自分はなぜ無教会主義キリスト教なのだろうかと、ふと自問してみた。 これといって、特に理由がなく、たまたま、という気がする。 教会について私はほとんど知らないし、詳しくないので、教会と無教会を比較して、ということは私にはできない。 たまたま、キ…