石坂和という人のこと

どのような人かは全然知らなくて、そしてその人生を詳しく調べる術も今となってはないのかもしれないけれど、ある短い文章を通じて、とてもその人から深い感動を与えられることが、しばしば人生にはあると思う。 「石坂和」という人について、最近、そんなこ…

終わりの日に純真であること

昨夜、塚本虎二訳の新約聖書を読んでいたら、こんな箇所があった。「そしてわたしが祈っているのは、あなた達の愛がますます御心の(実践のための)知識とあらゆる道徳的知覚とにおいて成長し、あなた達が本質的なものの判別ができるようになり、こうしてイ…

ゼカリヤ書 資料(10)

『ゼカリヤ書(10) 神の祝福と平和の種』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、神の一方的救済の宣言 Ⅲ、祝福と信仰 Ⅳ、福音と異邦人の救い Ⅴ、平和の種について Ⅵ、おわりに Ⅰ、はじめに ・前回までのまとめ: ゼカリヤ書=捕囚帰還後の時代(紀元前520年頃)のゼカリヤの預…

エルカナの話

聖書というのは不思議な本で、以前読んだ時はまったく印象に残らなかった箇所が、ある時にはとても心に響く場合がある。 サムエル記上の一章の、エルカナとハンナの会話は私にとってそうだった。 なかなか子供が生まれず悲しみ嘆くハンナに対し、夫のエルカ…

塚本虎二訳新約聖書

今日、塚本虎二訳新約聖書を通読し終わった。 あとがきも含めると1000頁を超える。 https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4400111199/mixi02-22/ この本は、四年前に亡くなったM・Tさんからいただいた。 ところどころは読んだことがあったけれど、き…

ゼカリヤ書 資料(9)

『ゼカリヤ書(9)断食と社会正義 ―その行いは神のためか』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、断食についての問答 Ⅲ、社会正義と神の審判 Ⅳ、断食について Ⅴ、おわりに Ⅰ、はじめに (左図:ベテル 右図:バビロン捕囚) ・前回までのまとめ:ゼカリヤ書=捕囚帰還後の時代(…

イマキュレー・イリバギザ『生かされて。』を読んで

ある人に勧められて、イマキュレー・イリバギザ『生かされて。』を読んだ。 1994年に起こったルワンダの大虐殺のさなかを奇跡的に生きのびた体験談である。 ルワンダにおけるフツ族とツチ族の抗争と、ツチ族に対する大虐殺は、少しだけ聞いたことがあったが…

ゼカリヤ書 資料(8)

『ゼカリヤ書(8)ヨシュアの戴冠 ―好意の記念としての冠』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、ヨシュアの戴冠 Ⅲ、万人の救済 Ⅳ、祭司と冠について Ⅴ、おわりに Ⅰ、はじめに ・ゼカリヤ書=捕囚帰還後の時代(紀元前520年頃)のゼカリヤの預言。八章までの第一部と九章からの…

ゼカリヤ書(7) 資料

『ゼカリヤ書(7)四両の戦車と北の地の神霊 神の経綸』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、四両の戦車とその意味 Ⅲ、北の地に神の霊がとどまること Ⅳ、天使について Ⅴ、おわりに Ⅰ、はじめに ・前回までのまとめ: ゼカリヤ書は、捕囚帰還後の時代(紀元前520年頃)の預言者…

アガペの像について

「アガペの像について」 今年の八月に東京駅前の「アガペの像」の実物をはじめて見ました。私が感慨無量で像を見ていると、通りがかる人々がそんなにすごいものなのかと驚いて見ていたと、一緒にいた妻が後で話していました。アガペの像には説明の看板も碑文…

資料『ゼカリヤ書(6) エファ升の中の女と神殿―人間の罪』 

『ゼカリヤ書(6) エファ升の中の女と神殿―人間の罪』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、エファ升の中の女 Ⅲ、二人の翼を持つ女によるエファ升の神殿への移動 Ⅳ、罪について Ⅴ、おわりに Ⅰ、はじめに ・前回までのまとめ: ゼカリヤ書は、捕囚帰還後の時代(紀元前520年頃)…

「箴言27:21」について

「箴言27:21」について 先日、箴言の27章21節について、新改訳と協会共同訳が大きく異なるが、その理由は何かと尋ねられた。 気になって、自分なりに調べてみた。 ※ 協会共同訳と、その他の訳でかなり異なる。多くの訳は新改訳と同主旨(英訳も)。 協…

ゼカリヤ書(5) 飛ぶ巻物―律法の呪いと裁き

『ゼカリヤ書(5) 飛ぶ巻物―律法の呪いと裁き』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、飛ぶ巻物とその意味 Ⅲ、主の裁きの宣告 Ⅳ、律法について Ⅴ、おわりに Ⅰ、はじめに ・前回までのまとめ ゼカリヤ書は、捕囚帰還後の時代(紀元前520年頃)の預言者ゼカリヤの預言とされる。 …

第二テモテ 資料集 異訳対照

資料集 Ⅰ、第一の讃美歌 不滅のいのち (第二テモテ1:9~10) 協会共同訳:神が私たちを救い、聖なる招きによって呼び出してくださったのは、私たちの行いによるのではなく、ご自身の計画と恵みによるのです。この恵みは、永遠の昔にキリスト・イエスにあっ…

ゼカリヤ書(4) ただ神の霊によって光となる

『ゼカリヤ書(4) ただ神の霊によって光となる』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、金の燭台と七つの灯皿 Ⅲ、ともしびとなるために神の霊と結びつくこと Ⅳ、二本のオリーブの木と枝 Ⅴ、おわりに Ⅰ、はじめに ・前回までのまとめ ゼカリヤ書は、捕囚帰還後の時代(紀元前520…

ゼカリヤ書(3) ―神による着替え

『ゼカリヤ書(3) ―神による着替え』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、神による着替え Ⅲ、神の約束と地の罪の赦し Ⅳ、おわりに Ⅰ、はじめに ・前回のまとめ ゼカリヤ書は、捕囚帰還後の時代に、ハガイとともに神殿再建に尽力した預言者ゼカリヤによる預言(紀元前520年頃)…

ゼカリヤ書(2) ―城壁のない開かれた所

『ゼカリヤ書(2) ―城壁のない開かれた所』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、第二の幻:四本の角と四人の鉄工 Ⅲ、第三の幻:城壁のない開かれた所 Ⅳ、おわりに Ⅰ、はじめに ・前回のまとめ ゼカリヤ書は十二小預言書の一つで、バビロン捕囚から帰還した後の時代に、ハガイ…

ゼカリヤ書(1) ―神に帰ること

『ゼカリヤ書(1) ―神に帰ること』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、神に帰ること Ⅲ、第一の幻 ミルトスの林と馬 Ⅳ、おわりに Ⅰ、はじめに ・ゼカリヤ書 十二小預言書のひとつ。全十四章。バビロン捕囚から帰還した後の時代に、ハガイとともに神殿再建に尽力した預言者ゼカ…

『ハガイ書(下) ―神の選びとしるし』 

『ハガイ書(下) ―神の選びとしるし』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、勇気の呼びかけ Ⅲ、罪の指摘と赦し Ⅳ、神の選びとしるし Ⅴ、おわりに Ⅰ、はじめに ・前回のまとめ(第一章分): ハガイ書第一章では、捕囚から帰還し二十年近く経った人々に対し、神が神殿の再建を命…

『ハガイ書(上) ―人生の中心とは』 

『ハガイ書(上) ―人生の中心とは』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、神殿再建の呼びかけ(人生の中心とは何か?) Ⅲ、神が共にいることの告げ知らせ Ⅳ、おわりに Ⅰ、はじめに ・ハガイ書: 十二小預言書のひとつ。全二章。バビロン捕囚から帰還した後の時代に、神殿の再建…

「マクタールの収穫夫の碑文」

BSであっていた「古代文明への旅」という番組の「北アフリカのローマ都市」という回の中で、チュニジアのマクタールで発見されたという、古代ローマ帝国の時代の碑文が紹介されていた。 ある収穫夫が、自分の人生を振り返って記したものだそうで、古代ロー…

『ゼファニヤ書(下) ―神の愛による新生』 資料

『ゼファニヤ書(下) ―神の愛による新生』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、人の罪と神の審判(3:1~3:8) Ⅲ、残りの者(3:9~3:13) Ⅳ、新生と救い (3:14~3:20) Ⅴ、おわりに Ⅰ、はじめに 前回のあらすじ ゼファニヤ書の第一章と第二章: ゼファニヤ書は、おそらく紀…

フィリップ・ヤンシーさんとの質疑応答のメモ

先日、アメリカのキリスト教についての著名な文筆家のフィリップ・ヤンシーさんの講演会に行き、質問させてもらった。 講演の内容が、とても素晴らしいものだったので、それに触発されてのことだった。 極めて私の個人的なことだったが、率直に質問させても…

『ゼファニヤ書(上) ―神の審判と悔い改めの呼びかけ』 資料

『ゼファニヤ書(上) ―神の審判と悔い改めの呼びかけ』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、神の審判の告知 Ⅲ、悔い改めの呼びかけ Ⅳ、諸国民への審判 Ⅴ、おわりに Ⅰ、はじめに ・ゼファニヤ書:十二小預言書のひとつ。全三章。南ユダ王国で活動した預言者・ゼファニヤによる預…

私にとっての無教会:無教会の二つの大きな意義

『私にとっての無教会:無教会の二つの大きな意義』 「はじめに」 私は無教会の集会に参加するようになって、まだ三~四年である。信仰も人生経験も浅く、小半世紀あるいは半世紀以上聖書を学び続けてきた方の多いこの場で証をするなど、本当は任に堪えない…

『ハバクク書(下) ―  神による喜びと讃美 』 

『ハバクク書(下) ― 神による喜びと讃美 』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、ハバククの詩 ① 導入・嘆願 Ⅲ、ハバククの詩 ② 神の顕現 Ⅳ、ハバククの詩 ③ 結論 Ⅴ、おわりに Ⅰ、はじめに 前回のあらすじ ハバクク書の第一章と第二章: ハバクク書は、紀元前600年頃、アッシリ…

雑感・高慢について

聖書には、しばしば人間の「高慢」あるいは「傲慢」について戒めてある。古代ギリシャにおいても、神々の前に一番の罪とされたのは「高慢」(傲慢、ヒュブリス)だったそうである。 そういえば、以前、箱崎にあるモスクでイスラムの神学者の人と話した時も、…

資料:ハバクク書(上) ―  義人は信仰によって生きる

『ハバクク書(上) ― 義人は信仰によって生きる 』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、ハバククの疑問① なぜ神は悪を放置するのか? Ⅲ、神の答え① バビロンを興す Ⅳ、ハバククの疑問② 神はなぜ悪しき者を用いるのか? Ⅴ、神の答え② 約束と信仰 Ⅵ、おわりに Ⅰ、はじめに ・ハバ…

コーリー・テン・ブーム 「わたしの隠れ場」を読んで

今日、コーリー・テン・ブーム『わたしの隠れ場』を読み終わった。 著者はオランダ人の女性で、第二次世界大戦中、ユダヤ人をかくまったため、自分自身も家族も強制収容所に入れられた。 本の前半では、楽しかった日々や、だんだんとナチスの脅威が近づいて…

diary

Yesterday, I sang hymns with my brethren.In all 22 hymns, “Gariraya no Kaze” , “Still still with thee” and so on.My gf played the piano accompaniment.It was nice day. This morning, I had a dream. In the dream, I heard the words: “One lives…